・ イメージパックCDとは

イメージパックCDは、フォトCDの特性を継承する世界中で使用可能なデジタルイメージキャリアです。

  ・新たにシルバーの盤面デザインを採用しました。
  ・画像の保存形式として、フォトCDの最大の特長となっているイメージパック形式を継承しています。
  ・画像の閲覧や利用時の使い勝手もフォトCDの特長を継承しています。

 

イメージパックCD及びフォトCD、そのフォーマットは、写真感光材料メーカーはもとより世界中のコンピュータ、家電メーカーからの支持を受けた写真画質では唯一の世界標準フォーマットです。 たとえば、通常のカメラで使用するフィルムの様にアメリカでフィルムを買い、日本で現像しヨーロッパでプリントしてもまったく支障がないように、それと同様にイメージパックCDは、日本で作ったものを外国で再生することができるのはもちろん、イメージパック機能により再生能力や使用目的に応じた品位の画像を再現することができます。

書き込みは35mmのネガフィルム、APSフィルムまたはスライドフィルムの他、120(ブロー二)サイズと4×5(4インチ×5インチ)サイズからも可能です。 またフィルムがない場合でもプリントからの作成が可能です。

1枚のディスクには100コマ(64BASEでは25コマ)までの写真が書き込めます。

Macintosh/Windows共、見ることが可能です。

イメージパックCDについての詳しい情報はコダックのホームページを御覧ください。 
コダックジャパンウェブサイト”Eastman Kodak Company

 

・ イメージパックとは

イメージパックCDの持つ特徴の一つであるイメージパックとは、階層構造を持った画像の格納です。 

イメージパックCDの入力では、4,094×6,144ピクセル(64BASE 72MB)及び2,048×3,072ピクセル(16BASE 18MB)のスキャニングを行い、スキャナー内でコダック独自の「フォトYCC」に変換し、圧縮します。 この高解像度のフォトYCCデータをPCDデータマネージャーに転送し、1枚の写真につき6〜5種類の異なる解像度の画像を作成し、これをパッケージして1つのデータにします。 この画像の階層構造を「イメージパック」と呼びます。


・ イメージパックCDのファイルフォーマット

Web掲載用やモニター上でのサムネイル画像から印刷原稿など、
使用目的に合った最適の解像度を選択することができます。

サイズ
ピクセル数
画素数
使用メモリ量
使用用途
1/16BASE 128×192 約2.3万 70KB ホームページ掲載
インデックスプリント用など
1/4BASE 256×384 約9.4万 282KB ホームページ掲載
テレビ表示用など
BASE 512×786 37.5万 1.2MB 標準的なテレビ表示用
パソコンモニタで見るのに最適
4BASE 1024×1536 150万 4.5MB ハガキサイズ程度の印刷解像度
ハイビジョンに代表されるHDTV用
16BASE 2048×3072 600万 18MB 高画質プリント出力用
A4サイズまでの印刷用
64BASE 4096×6144 2400万 72MB 高品位プリント出力用
A1サイズまでの印刷用

 

 

・ 主なフォトCD導入機関

・総務省デジタル・ミュージアム構想のデジタルコンテンツに認定。

国土交通省工事関係保存写真に認定。

約90%の国立図書館や博物館。

新聞社・通信社の70%。

民放 放送局の

企業   自動車メーカー、電機メーカー、他

             (デジタルアーカイブ白書2001より)

 

・ システム・レコにおける主なイメージパックCD(フォトCD)業務内容

 ・埋蔵文化財写真
 ・美術館絵画写真
 ・博物館収蔵写真
 ・図書館収集古写真
 ・市町村広報課写真
 ・病院レントゲン及び記録写真
 ・資料館民俗資料写真
 ・大学広報写真資料
 ・新聞社報道写真